弁護士について

弁護士になるためには司法試験に合格する必要があります。司法試験は2006年より新司法試験が実施されており、2005年まで実施されていた司法試験は2011年に廃止されます。ここでは新司法試験について解説します。

司法試験の概要

司法試験は2006年度に改正され、新司法試験が実施されるようになりました。旧司法試験とは異なる部分が多いので注意が必要です。

受検資格

司法試験を受検するためには以下に示す資格が必要です。

  • 法科大学院課程の修了者または、司法試験予備試験の合格者。
試験内容

短答式による筆記試験(短答式試験)と論文式による筆記試験(論文式試験)から構成されています。新司法試験では口述試験は廃止されています。

短答式による筆記試験は、公法系科目(憲法及び行政法)、民事系科目(民法、商法及び民事訴訟法)、刑事系科目(刑法及び刑事訴訟法)の3科目の試験が実施されます。形式はマークシート方式で、参照物などは認められていません。

論文式による筆記試験は、選択科目、民事系科目、刑事系科目が実施されます。選択科目は、倒産法、租税法、経済法、知的財産法、労働法、環境法、国際関係法(公法系)、国際関係法(私法系)の8科目から1科目を選択します。参照物として、「新司法試験用法文」とよばれる最小限の条文のみが記載された小型六法が貸与されます。

試験日程

年に1回、8月第一週の火、水、木に実施される。

受検料

受検料として、28000円分の収入印紙を収めます。

申し込み・問い合わせ先

申し込み先・問い合わせ先は下記になります。

申し込み・問い合わせ先
法務省大臣官房人事課 新司法試験係 (03-3580-4111)
ホームページ
法務省

役に立つ職種

弁護士を目指す人にとっては必須の資格です。

  • 弁護士