アプリケーションエンジニアとは

アプリケーションエンジニアとはシステムエンジニアのための国家資格です。対象者は、情報システム開発プロジェクトにおいて、プロジェクト計画に基づいて、業務要件分析からシステム設計、プログラム開発、テストまでの一連のプロセスを担当する者、と規定されています。高度情報処理技術者という情報処理技術者試験の区分の中でも、専門性が高い区分に分類されています。

アプリケーションエンジニアの概要

アプリケーションエンジニアの試験は年に1回実施されます。国家資格では珍しく受講するための制限はありません。合格率非常に低く例年6〜8%程度です。

受講資格

受検するための制限はありません。

試験内容について

試験は午前(100分)、午後T(90分)、午後U(120分)の3つに分けて実施されます。

午前の試験はマークシート式の四肢択一で55問出題されます。ソフトウェア開発技術者試験に合格して2年以内、システムアナリスト試験またはプロジェクトマネージャ試験に合格して1年以内の者であれば、申請により午前試験を免除されます。

午後Tの試験は、業務システムの設計構築に関する問題が4題出題されます。

午後Uの試験は、3つのテーマから1つを選んで、業務経験を踏まえてと小論文を書きます。A,B,C,Dの4段階で評価され、Aのみ最終的に合格となります。

試験日程

試験日程を以下に示します。なお、正確な情報は情報処理技術者試験センターに問い合わせて確認してください。

試験日程
 
試験日 10月第3日曜日
願書受付 7月中旬から約1か月間
合格発表 試験の約2か月後
受験料

5100円(税込み)

申し込み・問い合わせ先

申し込み先・問い合わせ先は下記になります。

申し込み・問い合わせ先
独立行政法人 情報処理推進機構 情報処理技術者試験センター(03-5978-7600)
ホームページ
情報処理技術者試験センター

役に立つ職種

システムエンジニアを目指す人にとっては重要な資格です。

  • システムエンジニア

関連する資格

アプリケーションエンジニアに関連の深い資格を紹介します。

基本情報技術者

基本情報技術者とはコンピュータエンジニアの基礎となる国家資格です。

ソフトウェア開発技術者

基本情報技術者の資格を取得した後に目指すべき資格のひとつです。

その他

技術系の問題はそれほど難しくないのですが、業務分析や業務知識を扱う問題が多く出題されます。このため実務経験のない学生や研究生が試験に合格するケースはほとんどないと言われています。