マルチメディア検定とは
マルチメディア検定とは、コンピュータやインターネットを活用し、ディジタル情報でコミュニケーションするうえで必要な知識と技能を評価する検定試験です。CG-ARTS協会が主催しています。
CG検定の概要
CG検定は年に二回実施され、受検するための資格などなく誰でも受検できます。試験内容は「コミュニケーションデザイン」、「基礎・要素技術」、「システム」、「社会論」の4つに分けることができます。
- コミュニケーションデザイン
- ディジタル情報をいかに表現・伝達するか、そのデザインの考え方や方法について
- 基礎・要素技術
- マルチメディアの基礎となる画像・映像・テキスト・サウンドなどの技術について
- システム
- マルチメディアを実現するためのシステム
- 社会論
- マルチメディアと社会の関わりについて
受講資格
受検するための制限はありません。
試験内容について
試験は1〜3級までがあり、それぞれの受検対象者を以下のように定めています。
- 3級…ディジタルコンテンツ制作のアシスタントやオペレータ
- 2級…ディジタルコンテンツ制作の中心的役割を担うクリエータやエンジニア
- 1級…Webサイト構築の一連の業務を統括できるエンジニア
出題範囲は、以下のようになっています。
- コミュニケーションデザイン
- 情報を受け手に分かりやすく伝えるための考え方や表現方法など
- コンテンツデザイン
- Webなどのインタラクティブコンテンツを効果的に設計するための情報のデザイン、ページデザイン、サウンドデザインの技法など
- ヒューマンインタフェース
- 使いやすいインタフェースを設計するためのデザインや技術など
- ディジタル情報の基礎
- コンテンツの制作で必要となるディジタル画像の表示方法、CG、画像処理、映像編集、サウンドなど
- コンピュータシステム
- マルチメディアで必要なハードウェアやソフトウェア、周辺機器など
- 通信・ネットワーク
- ブロードバンドを可能にしている通信・ネットワークシステムや符号化技術など
- マルチメディア社会
- Eコマース、インターネット放送、VRなどディジタル情報が利用されているさまざまなマルチメディアの技術、背景、知的所有権など
- 知的所有権
- インターネット社会で必要となる知的財産権(所有権)、権利処理など
試験日程
試験は年二回実施されます。例年、7月上旬と11月下旬です。なお、正確な情報は「CG-ARTS協会」に問い合わせて確認してください。
申し込み・問い合わせ先
申し込み先・問い合わせ先は下記になります。
- 申し込み・問い合わせ先
- (財)画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)検定実施センター(03-3535-3501)
- ホームページ
- CG-ARTS協会
役に立つ職種
Webクリエイター、CGクリエイターのための資格です。
- Webクリエイター
- CGクリエイター
- ゲームクリエイター
関連する資格
マルチメディア検定に関連の深い資格を紹介します。
CG検定
同じくCG-ARTS協会の主催する検定試験です。コンピュータグラフィックスでコンテンツを制作したり、表現するうえでの知識と技能を評価する、文部科学省認定の検定試験です。